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2025/11/26 歯周病

口臭の原因は90%が口の中!歯科医が教える5つの発生源と対策法

口臭の原因、実は90%が口の中にあります

「自分の口臭が気になる・・・」そう感じたことはありませんか?

実は、日本人の約80%が自分の口臭を気にしているという調査結果があります。特に注目すべきは、配偶者の口臭を気にする割合が非常に高いという事実です。

口臭の原因について、多くの方が「胃腸の調子が悪いから」「体調不良のせい」と考えがちですが、実際には**口臭の原因の約90%は口の中にある**ことが、厚生労働省のウェブサイトや世界的な医学雑誌の研究で明らかになっています。

今回は、いまいずみ歯科の院長として、口臭の主な5つの発生源とその対策法について、科学的な根拠に基づいてわかりやすく解説します。

口臭を引き起こす5つの主な発生源

1. 歯周病による口臭

歯周病は口臭の最も大きな原因の一つです。

歯と歯ぐきの間にある「歯周ポケット」が深くなると、そこに細菌が増殖し、**腐った玉ねぎや卵のような独特の臭い**を発生させます。この臭いの正体は「揮発性硫黄化合物」と呼ばれる物質で、特に「メチルメルカプタン」という成分が歯周病と深く関連しています。

歯周病による口臭は、歯みがきやうがいだけでは改善しにくく、日中も持続的に臭いを感じることが特徴です。

2. 虫歯が原因の口臭

虫歯が進行すると、歯に穴が開きます。

その穴に食べカスが詰まり、細菌によって分解されることで**腐敗臭**が発生します。さらに虫歯が神経にまで達すると、神経が腐敗し、**乳製品が腐ったような臭い(プチドール臭)**を放つようになります。

末期の虫歯では、歯根が化膿して膿が溜まり、**強烈な膿臭**を引き起こすこともあります。

3. 舌苔(ぜったい)による口臭

舌の表面に白っぽい苔のようなものが付着していませんか?

これは「舌苔」と呼ばれるもので、細菌や食べかす、古くなった細胞が蓄積したものです。舌苔が厚くなると、細菌がタンパク質を分解して**揮発性硫黄化合物**を生成し、強い口臭の原因となります。

舌苔は口臭全体の原因として大きな割合を占めており、専用の舌ブラシで優しく除去することが効果的です。

4. 歯垢(プラーク)の蓄積

歯ブラシの届きにくい場所や、被せ物と歯ぐきの境目などに溜まった歯垢は、細菌の塊です。

この細菌が食べかすや剥がれた粘膜などのタンパク質を分解することで、臭いを発生させます。特に歯石が付着している部分は、歯垢が溜まりやすく、口臭の原因となりやすい場所です。

5. 唾液の減少による口腔乾燥

起床時や空腹時、緊張時に口臭が強くなるのは、唾液の分泌量が減少するためです。

唾液には口の中の汚れを洗い流したり、細菌の増殖を抑えたりする「自浄作用」があります。唾液が減少すると、口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすくなることで口臭が発生します。

加齢やストレス、薬の副作用なども唾液減少の原因となります。

歯科医院で受けられる口臭治療

専門的なクリーニング

歯科医院では、プロフェッショナルケア用の清掃器具を使って、歯の表面や歯肉の隙間に溜まった汚れを徹底的に除去します。

歯みがきでは落としきれない歯垢や歯石を取り除くことで、口臭の原因となる細菌を減らし、口の中を清潔に保つことができます。定期的に受けることで、口臭予防にもつながります。

歯周病治療

歯周病が原因の口臭には、歯周病の治療が必要です。

歯肉の奥に溜まった歯石や細菌を取り除く「スケーリング」や「ルートプレーニング」を行い、歯周ポケットを清潔に保ちます。歯周病が進行すると治療に時間がかかるため、早めに対処することが重要です。

虫歯治療

虫歯が原因の口臭は、虫歯を治療することで改善できます。

特に、歯の神経まで達した重度の虫歯は、細菌が繁殖しやすく、強い口臭の原因になるため、早めの治療が必要です。詰め物や被せ物のすき間に細菌が入り込んでいる場合も、修復治療を行うことで口臭を防ぐことができます。

口腔乾燥への対策

口腔乾燥が原因の口臭には、唾液の分泌を促す対策が必要です。

歯科医院では、保湿ジェルの使用や、唾液腺マッサージの指導を受けることができます。また、口呼吸が原因で口が乾燥する場合は、鼻呼吸を促すトレーニングを行うこともあります。

今日からできる口臭対策

正しい歯みがきとデンタルフロスの使用

毎食後、歯ブラシと歯間ブラシ、デンタルフロスを使用し、プラークや食べカスをしっかり取り除くことが大切です。

特に歯と歯の間や歯と歯茎の境目は、細菌が溜まりやすい場所なので、丁寧にケアしましょう。

舌のケア

専用の舌ブラシを使用し、優しく舌苔を除去します。

力を入れすぎると舌を傷つけてしまうので、優しく撫でるように行いましょう。朝の歯みがき時に行うのが効果的です。

水分補給と唾液の分泌促進

こまめに水分を摂取し、口の中の乾燥を防ぎましょう。

また、咀嚼の回数を増やしたり、シュガーレスのガムを噛んだりすることで、唾液の分泌を促すことができます。

マウスウォッシュの活用

マウスウォッシュは、口腔内の細菌を減らし、一時的に口臭を予防する効果があります。

ただし、根本的な解決にはならないため、歯みがきと併用することが大切です。

定期的な歯科検診

3〜4か月に一度の定期検診とクリーニングで、口臭の原因となる歯周病や虫歯を早期に発見し、予防することができます。

いまいずみ歯科では、丁寧なカウンセリングと分かりやすい説明で、患者さん一人ひとりに合わせた口臭対策をご提案しています。

まとめ

口臭の原因の約90%は口の中にあり、主な発生源は**歯周病、虫歯、舌苔、歯垢、唾液の減少**の5つです。

これらの原因に対して、正しい歯みがき、舌のケア、水分補給、定期的な歯科検診などの対策を行うことで、口臭を改善・予防することができます。

「削らない・抜かない」治療を心がけ、生涯ご自身の歯で食べる喜びを守ることを大切にしています。口臭が気になる方は、お気軽にいまいずみ歯科へご相談ください。丁寧なカウンセリングで、不安の解消からお手伝いします。

佐野市内限定で無料送迎サービス(事前予約制)も実施しています。お電話またはWEBのお問い合わせフォームから24時間受付可能です。

著者情報

いまいずみ歯科 院長

今泉 朋久(いまいずみ ともひさ

 

【経歴】

館林市出身

日本大学松戸歯学部卒業