入れ歯が合わない原因と痛み・外れやすさの対処法を徹底解説
入れ歯を使っていて「痛い」「外れやすい」「噛みにくい」といった悩みを抱えている方は少なくありません。
せっかく作った入れ歯が合わないと、食事や会話が不自由になり、日常生活に大きな影響を及ぼします。
実は、入れ歯が合わなくなる原因はいくつかあり、それぞれに適した対処法があります。この記事では、入れ歯が合わない主な原因と、痛みや外れやすさを改善するための具体的な方法を詳しくご紹介します。
入れ歯の不具合を放置せず、快適な生活を取り戻すためのヒントをぜひ参考にしてください。
入れ歯が合わないときに現れる主な症状
入れ歯が合わないと、さまざまな症状が現れます。
まず、食べ物を噛むときに痛みを感じることが多いです。入れ歯が歯茎に強く当たったり、噛み合わせがずれていたりすると、口内に傷ができることもあります。
また、入れ歯が外れやすくなるのも典型的な症状です。
会話中や食事中に入れ歯がずれたり外れたりすると、不安を感じてしまいます。さらに、発音がしづらくなったり、味や温度を感じにくくなったりすることもあります。
特に総入れ歯の場合、口内の広範囲を覆うため、食事の楽しみが損なわれる可能性があります。吐き気を感じるケースもあり、これは入れ歯のベース部分が喉に触れることで起こります。
こうした症状が続く場合は、入れ歯や口腔内に何らかのトラブルが生じている可能性が高いため、早めの対処が必要です。
入れ歯が合わなくなる主な原因
入れ歯が合わなくなる原因は、大きく分けて3つあります。
歯茎や顎の骨の変化
年齢を重ねると、顎の骨は徐々に痩せていきます。
骨は新陳代謝を繰り返しており、古い骨が分解される一方で新しい骨が作られます。しかし、高齢になるとこの新陳代謝が活発でなくなり、骨の吸収が進んでしまいます。
特に入れ歯を使用していると、噛む刺激が顎の骨に直接伝わらないため、骨が痩せやすくなります。その結果、入れ歯と歯茎の間に隙間ができ、フィット感が失われます。
また、糖尿病などの全身性代謝障害がある方は、骨吸収の速度がさらに速く進行すると言われています。
入れ歯自体の劣化や摩耗
入れ歯は毎日使うものなので、時間とともに摩耗していきます。
食事で噛むたびに摩擦が生じ、人工歯がすり減ったり、噛み合わせが変化したりします。特にプラスチック製の入れ歯は、温度や湿度の影響を受けやすく、変形やひび割れが発生することがあります。
また、落下や取り扱いの不備により、入れ歯が破損する場合もあります。こうした物理的な損傷により、装着時に違和感や痛みが生じるケースは少なくありません。
入れ歯の汚れや不衛生な状態
入れ歯にも食べかすや歯垢が付着します。
汚れをしっかり落とさないと、細菌や真菌が繁殖し、入れ歯の床を作っている素材に侵入して変質を起こします。さらに、唾液中のカルシウムが沈着して歯石のようになり、入れ歯の形が変わってしまうこともあります。
不潔な入れ歯は口腔カンジダ症などの感染症を引き起こし、痛みや腫れといった症状をもたらす可能性があります。
合わない入れ歯を使い続けるリスク
合わない入れ歯をそのまま使い続けると、さまざまな健康リスクが生じます。
まず、歯茎に傷ができやすくなります。入れ歯が特定の部位に強く当たることで、口腔粘膜に潰瘍ができたり、炎症が広がったりする可能性があります。
また、噛み合わせがずれると、頭痛や肩こりの原因になることもあります。
顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすリスクも高まります。顎関節症になると、口を開けるときに痛みを感じたり、顎がカクカクと音を立てたりするようになります。
さらに、合わない入れ歯を使い続けることで、残っている歯に過度な負担がかかり、歯周病が進行する可能性もあります。
こうしたリスクを避けるためにも、違和感や痛みを感じたら早めに歯科医院を受診することが大切です。
入れ歯が合わないときの対処法
入れ歯が合わないと感じたら、適切な対処を行いましょう。
歯科医院で入れ歯を調整する
最も確実な方法は、歯科医院で入れ歯を調整してもらうことです。
入れ歯の形態や適合性が悪い場合、歯科医師が義歯床の一部を削ったり、クラスプを調整したりして、フィット感を改善します。また、入れ歯と粘膜が当たる部分にクッション素材を貼り付ける方法もあります。
欠けや摩耗が生じた人工歯は新しいものに交換できます。定期的に歯科医院でチェックを受けることで、入れ歯を長く快適に使い続けることができます。
入れ歯安定剤を一時的に利用する
入れ歯安定剤は、応急処置として有効です。
粉末タイプ、クリームタイプ、テープタイプなどがあり、それぞれ特徴が異なります。粉末タイプは使用法が簡単で厚みがほとんどなく、十分な吸着力が得られますが、耐久性には劣ります。
クリームタイプは長持ちし、粘着力も大きいので、がたつきのひどい入れ歯に適しています。テープタイプは使い方が簡単ですが、不潔になりやすいため、頻繁な取り替えが必要です。
ただし、入れ歯安定剤はあくまで一時的な対処法であり、根本的な解決にはなりません。長期間使用する場合は、必ず歯科医師に相談してください。
入れ歯とお口を清潔に保つ
入れ歯の清掃は、快適に使用するために欠かせません。
入れ歯に付着した歯石などは、セルフケアで取り除けないことも多いため、歯科医院で清掃してもらいましょう。残った歯のクリーニングやスケーリングを併せて行うことで、口内環境が改善します。
日々のケアでは、入れ歯を外した際に乾燥を避けて水と共に保存容器に保管し、専用のブラシや洗浄剤を使用して清潔な状態を保ちましょう。
新しい入れ歯を作る
噛み合わせのズレや顎堤の吸収、入れ歯の破損が大きい場合は、新しい入れ歯を作る必要があります。
新しい入れ歯を作る際には、使用する材料や設計、製作方法などを歯科医師と相談しながら慎重に選びましょう。適合性が高い入れ歯を選ぶことで、痛みや外れやすさといったトラブルが起こりにくくなります。
入れ歯以外の治療法という選択肢
入れ歯が合わない、何度調整しても快適にならないという場合は、他の治療法を検討するのも一つの方法です。
ブリッジ
ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って土台とし、連結した人工歯を被せる治療法です。
固定式なので取り外しの手間がなく、噛む力も比較的強く保てます。ただし、健康な歯を削る必要があるため、慎重な判断が求められます。
インプラント
インプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込み、その上に人工歯を装着する治療法です。
天然歯に近い噛み心地が得られ、見た目も自然です。また、顎の骨に直接刺激が伝わるため、骨の吸収を抑える効果も期待できます。
いまいずみ歯科では、CT撮影による精密診断を実施し、顎の骨の厚みや神経・血管の位置まで詳細に分析します。このデータをもとに綿密なシミュレーションを行い、患者さま一人ひとりに合わせた安全性の高い治療計画を立案しています。
さらに、CTデータをもとに作製する「サージカルガイド」を活用し、計画通りの位置・角度・深さでインプラントを埋入することで、神経損傷などのリスク軽減と手術精度の向上を実現しています。
使用するインプラントは、世界的に信頼性の高いストローマン社製システムを採用しており、高い生体親和性と長期安定性が評価されています。骨量不足で他院では難しいと診断されたケースにも、GBR、サイナスリフト、ソケットリフトといった骨造成技術で対応可能です。
治療後は、3〜4か月ごとの定期管理を推奨し、インプラント周囲炎の予防や長期安定をサポートしています。
入れ歯を快適に使い続けるためのポイント
入れ歯を長く快適に使うためには、日々のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。
必ず定期検診を受ける
入れ歯は作ったら終わりではなく、定期的に歯科医院でチェックを受けることが大切です。
歯茎や顎の骨の状態は変化していくため、定期的に調整することで、常に快適な状態を保つことができます。
定期的に新品に入れ替える
入れ歯にも寿命があります。
一般的には、3〜5年を目安に新しい入れ歯に交換することが推奨されています。劣化や摩耗が進んだ入れ歯を使い続けると、噛み合わせが悪くなり、さまざまなトラブルを引き起こします。
紛失に注意する
入れ歯を外した際は、必ず決まった場所に保管しましょう。
紛失すると、新しい入れ歯を作るまでに時間がかかり、食事や会話に支障をきたします。保存容器に水と共に保管し、乾燥を防ぐことも大切です。
まとめ
入れ歯が合わないと感じたら、我慢せずに早めに対処することが大切です。
歯茎や顎の骨の変化、入れ歯の劣化、汚れなど、合わなくなる原因はさまざまですが、それぞれに適した対処法があります。歯科医院での調整や清掃、入れ歯安定剤の利用など、状況に応じた方法を選びましょう。
また、入れ歯が何度調整しても合わない場合は、ブリッジやインプラントといった他の治療法を検討するのも一つの選択肢です。
いまいずみ歯科では、入れ歯の調整はもちろん、インプラント治療にも力を入れています。CT撮影による精密診断、サージカルガイドを用いた正確な埋入、世界的に信頼性の高いストローマン社製インプラントの採用など、安全性と長期安定性を重視した治療を提供しています。
骨造成技術にも対応しており、骨量不足で他院では難しいと診断された方も、ぜひ一度ご相談ください。
診療時間:9:30〜13:00、14:30〜19:00
休診日:水曜・日曜・祝日
所在地:栃木県佐野市田島町38-19
駐車場:ショッピングモール敷地内に完備
入れ歯でお困りの方、しっかり噛める歯を取り戻したい方は、いまいずみ歯科までお気軽にご相談ください。