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2026/02/26 インプラント

インプラントは何年使える?寿命のサインと再治療が必要になる6つの兆候

インプラントは何年使える?寿命のサインと再治療が必要になる6つの兆候

インプラントの寿命について知っておきたいこと

インプラント治療を受けられた方、あるいはこれから検討されている方にとって、「インプラントは何年使えるのか」という疑問は最も気になる点ではないでしょうか。

高額な費用をかけて治療を受けるからこそ、できるだけ長く使いたいと思うのは当然のことです。

インプラントの平均寿命は**10〜15年**とされていますが、適切なケアを続けることで20年以上、なかには40年以上使用されている方もいらっしゃいます。

大切なのは、寿命のサインを見逃さず、適切なタイミングで対処することです。

インプラントの平均寿命は10〜15年・・・でも個人差があります

インプラントの平均的な寿命は**10〜15年**といわれています。

ただし、これはあくまで目安の数値です。実際には、日々の丁寧なセルフケアと歯科医院での定期的なメンテナンスを続けることで、20年以上、なかには40年以上にわたり問題なく使用されている方も多くいらっしゃいます。

インプラントは入れ歯の約5年、ブリッジの8〜9年という寿命と比較しても、非常に長く使えることが大きな利点です。

10年後の生存率は90%以上

手術から10年が経過したインプラントの残存率は90%以上という研究データがあります。

日本口腔インプラント学会が発表した調査報告によると、インプラントの10年生存率は上顎で88.8%、下顎で94.0%でした。また、10年成功率は上顎で79.4%、下顎で86.6%という結果が出ています。

海外の研究では、スウェーデンのマルモ大学が最長27年間の追跡調査を行い、10年生存率は96.6%、15年生存率は93.1%、20年生存率は85.3%という高い数値を報告しています。

これらのデータから、インプラントは高い生存率を示すものの、時間とともに減少する傾向にあることがわかります。

 

ストローマンインプラントの信頼性

当院では、世界トップクラスのメーカーとして知られる**ストローマン**のインプラントシステムを採用しています。

ストローマンは50年にわたる研究を基に改善されてきたインプラントで、12年後の時点で生存率94.8%、成功率90.8%という高い実績が報告されています。

世界シェアNo.1のストローマンインプラントは、高い生体親和性と長期的な安定性を実現しており、患者さまに安心で長持ちする治療を提供しています。

インプラントの寿命が近づく6つのサイン

インプラントの寿命が近づくと、いくつかの明確なサインが現れます。

これらの症状を見逃さず、早期に対処することが大切です。

①噛んだときに痛みや違和感がある

健康なインプラントは、安定した状態で快適な噛み心地を提供してくれるはずです。

噛んだ時にインプラントの部位に痛みや違和感を覚える場合、周囲の組織に何らかのトラブルが発生している可能性があります。

原因として、噛み合わせの不具合やインプラント周囲の炎症が考えられます。

②インプラント本体がグラグラと動揺している

インプラント本体がグラグラと動いていると感じる場合は、骨との結合が失われている可能性を示す最も明確なサインです。

健康なインプラントは顎の骨と強固に結合しているため、天然の歯以上に安定しているのが正常な状態です。

この動揺を放置すると、インプラントの脱落に直接つながる危険性があります。

③歯茎が腫れたり出血や膿が出たりしている

インプラント周囲の歯茎が腫れたり、触ると出血したり膿が出たりしている場合は、インプラント周囲炎が進行している可能性が極めて高いです。

インプラント周囲炎は、歯周病と同様に周囲の組織に炎症が起きる疾患です。

この炎症は、最終的にインプラントを支えている顎の骨を溶かしてしまうため、インプラントの安定性を大きく損なう主要な原因となります。

④被せ物(上部構造)が欠けたり外れたりしている

被せ物(上部構造)が欠けたり、固定しているネジが緩んで外れたりする症状は、比較的軽微なトラブルである場合が多いです。

インプラント体そのものや周囲の骨に問題がないと診断された場合は、被せ物や固定部品のみの交換で治療が完了します。

このケースであれば、再埋入を伴う大掛かりな手術に比べ、治療期間を短く、費用も安価に抑えることが可能です。

⑤食べ物が詰まりやすくなったり口臭がしたりする

インプラント周囲に食べ物が詰まりやすくなったり、口臭が気になるようになったりした場合、インプラント周囲の組織に問題が生じている可能性があります。

これらの症状は、インプラント周囲炎の初期段階で現れることが多く、早期発見のサインとなります。

⑥インプラント周囲の歯肉が下がってきた

インプラント周囲の歯肉が下がり、インプラントの金属部分が見えてくるような場合、骨吸収が進行している可能性があります。

骨吸収は、加齢や噛み合わせの悪化、過度な負荷などが原因で起こります。

放置すると、インプラントを支える骨が不足し、最終的にはインプラントが脱落する危険性があります。

インプラントの寿命を縮める5つの原因

インプラントの寿命を縮める原因を知っておくことで、予防策を講じることができます。

インプラント周囲炎(歯周病)

インプラントの寿命を縮める最大の原因は、インプラント周囲炎です。

インプラント周囲炎とは、顎の骨に埋め込んだインプラント体の周辺に起こる感染症で、これは一般的な歯周病よりも早く進行します。

インプラントは天然の歯のような免疫機能が備わっていないので細菌感染に対する防御力が低く、感染すると重症化するリスクが高まります。

インプラント周囲炎の発症率は、研究によって異なりますが、一般的には10%から40%程度といわれています。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりによる強い咬合力は、インプラントにダメージを与えます。

天然の歯は歯根膜という組織があって衝撃を和らげる機能を備えていますが、インプラントには歯根膜がなく、衝撃が直接インプラント体や骨に加わることが理由です。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガードなどの対策が必要です。

定期的なメンテナンスの怠慢

インプラント治療の終了後は、少なくとも年2回の歯科医師によるメンテナンスが必要だといわれています。

インプラントは人工物のため、保証期間内であっても問題が起きる可能性があるからです。

また歯科医師の診察は、インプラント周囲炎の早期発見にもつながります。

当院では、3〜4か月ごとの定期検診をおすすめしています。

喫煙

喫煙は、歯肉や骨の血流を悪くし、インプラントとの結合を弱めます。

また、喫煙は、インプラント周囲の細菌叢を悪化させ、炎症を促進します。

喫煙者は非喫煙者に比べて、インプラント周囲炎になる確率が2倍から6倍も高いという研究結果もあります。

インプラント治療を受けられる方には、禁煙を強くおすすめします。

格安インプラントの使用

インプラント治療の費用相場は、おおむね1本30〜50万円です。

しかし世の中には「格安インプラント」と呼ばれる、10万円以下のインプラント治療が存在します。

破格の安さには、日本で承認されていないインプラントを使用する、問診やカウンセリングを行わない、歯科医師の経験が浅い、インプラントの質が低く劣化しやすいなどの理由があります。

質の悪いインプラントは、顎の骨との結合にも問題が起きかねません。

インプラント治療は値段ではなく、信頼のおける歯科医院を選ぶことが肝心です。

 

寿命がきたインプラントを放置するリスク

寿命後のインプラントを使い続けると、以下のような問題が生じる可能性があります。

インプラントの寿命に気付いたら、なるべく早く歯科医師に相談しましょう。

  • 脱落したインプラントを飲み込んでしまう
  • 残った健康な歯に負担がかかる
  • 痛みが出る
  • 歯の組織が破壊され再治療できなくなる
  • インプラント周囲の歯並びやかみ合わせが悪くなる

特に注意が必要なのは、歯の組織が破壊されてしまうケースです。

インプラント周囲炎が進行すると、周囲の骨が溶けてしまい、再治療が困難になることがあります。

早期発見・早期対応が、再治療の成功率を高める鍵となります。

インプラントの寿命がきたときの対処法

インプラントが寿命を迎えた後の選択肢は、大きく分けて2つです。

再びインプラント治療をする

寿命を迎えたインプラントでも、再手術(再埋入)やかぶせ物の交換によって機能を回復できる場合が多いです。

骨が不足している場合は、骨造成(GBR)やサイナスリフトといった補助手術で再埋入を可能にします。

当院では、GBR(骨再生誘導法)、サイナスリフト、ソケットリフトなどの骨造成技術を用いて、骨量が不足している患者さまにもインプラント治療を受けていただけるよう対応しています。

ブリッジや入れ歯に変更する

再手術が難しい場合や、患者さまのご希望によっては、ブリッジや入れ歯に変更することも選択肢の一つです。

どの治療法が適切なのかは、歯や周辺組織の状態、生活習慣などによって異なります。

当院では、患者さま一人ひとりのお口の中の状態や生活環境に合わせた最適な治療法をご提案しています。

再治療の費用について

インプラントの交換(再治療)にかかる費用は、原則として自由診療のため、全額自己負担となり高額になる傾向があります。

一般的な相場として、簡単な症例では40万円〜55万円程度、骨造成などの追加処置が必要な難しい症例では50万円〜65万円程度が目安です。

この費用には、初回の治療と同様に、診断費、インプラント体、被せ物(上部構造)の費用、手術費用などが含まれ、歯科医院や使用材料によって変動します。

 

インプラントを長持ちさせる5つのコツ

インプラントの寿命を延ばすために、次の5つのポイントを意識しましょう。

①毎日の正しい歯磨きと歯間ブラシ・フロスの活用

インプラントの周囲には、細菌に対する防御機能の役割を持つ歯根膜がありません。

そのため、インプラント周囲に汚れが蓄積すると、歯周病と同様の炎症が起こります。

毎日のブラッシングや歯間ブラシ、デンタルフロスの使用によって、インプラント周囲の歯垢や細菌を取り除くことが大切です。

②定期的なメンテナンス(3〜6か月ごと)

インプラント治療後も定期的な検診を行い、インプラントの状態を継続的に確認します。

当院では、3〜4か月ごとの定期検診をおすすめしています。

歯科医師や歯科衛生士が専門的な器具を用いて、インプラント周囲の汚れを除去し、インプラントの状態をチェックします。

③歯ぎしり・食いしばりへの対策(ナイトガードなど)

歯ぎしりや食いしばりなどの悪習癖は、インプラントに過度の力をかけ、インプラントの緩みや破損につながります。

就寝時にナイトガード(マウスピース)を装着することで、インプラントへの負担を軽減できます。

④禁煙と生活習慣病の管理(糖尿病・高血圧など)

喫煙は歯茎などの歯周組織にある末梢血管の血行不良を招き、術後の傷や炎症の治癒、インプラント体と骨の結合を阻害します。

糖尿病や骨粗鬆症がある人は、インプラントが骨に定着しづらいケースや炎症が起こりやすいことがわかっています。

生活習慣病の適切な管理も、インプラントを長持ちさせるために重要です。

⑤違和感を放置せずすぐ受診する習慣を持つ

少しでもぐらつきを感じたら、すぐに歯科医院を受診し、骨の状態を含めた精密な検査を受ける必要があります。

早期に対応することで、問題が深刻化する前に対処することが可能です。

インプラントの異常に気づいたら、経過年数に関わらず歯科医院の受診が必要です。

いまいずみ歯科のインプラント治療の特徴

当院では、患者さまに安心してインプラント治療を受けていただけるよう、以下の特徴を持った治療を提供しています。

精密なCTスキャンを用いた詳細な診断

当院では、精密なCTスキャンを用いて顎の骨の状態を詳細に分析し、患者さま一人ひとりに最適なインプラント治療計画を立案します。

事前の綿密な診断により、安全で確実なインプラント治療を提供しています。

サージカルガイドを活用した正確な手術

当院では、より精密で安全なインプラント手術を実現するために、サージカルガイドを活用しています。

サージカルガイドとはCTデータをもとに作製した手術用の型のことで、これを使用することでインプラントを理想的な位置に埋入することができます。

従来の手術と比べて、より正確に計画どおりの治療が可能になり、神経や血管を傷つけるリスクも低減できます。

世界トップクラスのストローマンインプラントを採用

当院では、世界的に信頼性の高いストローマンのインプラントシステムを採用しています。

ストローマンは世界トップクラスのメーカーとして知られ、高い生体親和性と長期的な安定性を実現しています。

高品質なインプラントを使用することで、患者さまに安心で長持ちする治療を提供しています。

骨造成技術による幅広い症例への対応

インプラント治療を行うには、十分な骨の量が必要です。

当院ではGBR(骨再生誘導法)、サイナスリフト、ソケットリフトなどの骨造成技術を用いて、骨量が不足している患者さまにもインプラント治療を受けていただけるよう対応しています。

丁寧な術後管理と定期メンテナンス

インプラント治療後も定期的な検診を行い、インプラントの状態を継続的に確認します。

長期間にわたってインプラントを健全に保つための手入れ方法も丁寧にご説明し、患者さまの大切なインプラントを守るサポートをしています。

まとめ・・・インプラントは適切なケアで長く使えます

インプラントの平均寿命は10〜15年ですが、適切なセルフケアと定期的なメンテナンスを続けることで、20年以上、なかには40年以上使用することも可能です。

大切なのは、寿命のサインを見逃さないこと。

噛んだときの痛みや違和感、インプラントのぐらつき、歯茎の腫れや出血、被せ物の欠けや外れ、食べ物の詰まりやすさや口臭、歯肉の下がりなど、これらのサインに気づいたら、すぐに歯科医院を受診してください。

インプラントの寿命を縮める主な原因は、インプラント周囲炎、歯ぎしりや食いしばり、メンテナンス不足、喫煙、格安インプラントの使用などです。

これらの要因を避け、毎日の正しい歯磨き、定期的なメンテナンス、歯ぎしり対策、禁煙、生活習慣病の管理、違和感の早期受診を心がけることで、インプラントを長持ちさせることができます。

当院では、精密なCTスキャン、サージカルガイド、世界トップクラスのストローマンインプラント、骨造成技術、丁寧な術後管理により、患者さまに安心で長持ちするインプラント治療を提供しています。

インプラントの状態が気になる方、これからインプラント治療を検討されている方は、ぜひお気軽に当院へご相談ください。

 

著者情報

いまいずみ歯科 院長

今泉 朋久(いまいずみ ともひさ

 

【経歴】

館林市出身

日本大学松戸歯学部卒業