その歯の痛み、すぐ歯医者へ!見逃せない危険な症状6つ
歯の痛みを放置してはいけない理由
歯が痛いと感じたとき、「少し様子を見よう」と考えてしまう方は少なくありません。
しかし、その痛みは体からの重要なサインです。
歯の痛みは、虫歯や歯周病だけでなく、時には全身の病気が原因となっていることもあります。早めに受診することで、歯を削る範囲を最小限に抑えられるだけでなく、大切な天然歯を守ることにもつながります。
当院では「できるだけ削らない・抜かない」治療を大切にしており、早期発見・早期治療によって患者さまの歯を長く守るサポートをしています。
今回は、すぐに歯科医院を受診すべき危険な症状を6つご紹介します。
【症状1】冷たいものや熱いものでしみる痛み
冷たい飲み物を口に含んだとき、キーンとした痛みが走る・・・。
このような症状は、虫歯や知覚過敏のサインです。
虫歯の場合
虫歯は、口の中の細菌が出す酸によって歯が溶かされた状態を指します。初期の虫歯であれば、エナメル質が少し溶けた程度で痛みを感じないこともありますが、象牙質まで進行すると冷たいものや熱いものがしみるようになります。
さらに放置すると、歯髄(神経)にまで細菌が侵入し、耐え難いほどの痛みが生じることもあります。
虫歯は早期発見・早期治療が重要です。初期の虫歯(C0)であれば、フッ素塗布やクリーニングによる再石灰化を促進し、削らずに改善を目指すことができます。
知覚過敏の場合
知覚過敏は、何らかの原因でエナメル質が傷ついて象牙質が露出し、外部からの刺激が内側の神経に伝わりやすくなって痛みを感じる疾患です。
虫歯と似た症状ですが、「痛みが一過性であること」「叩いても痛まない」などの点が虫歯との違いです。歯の根元部分にはエナメル質がなく、全て象牙質でできているため、加齢による歯ぐきの後退などによっても象牙質はむき出しとなり、知覚過敏の主な原因となります。
どちらの場合も、放置すると症状が悪化する可能性があるため、早めの受診をおすすめします。
出典第一三共ヘルスケア「歯痛の症状・原因|くすりと健康の情報局」より作成
【症状2】何もしなくてもズキズキと痛む
何もしていないのに、歯がズキズキと痛む・・・。
これは虫歯がかなり進行しているサインです。
虫歯が歯髄(神経)にまで達すると、歯髄炎という状態になり、耐え難いほどの痛みが出ます。夜間に痛みが強くなることも多く、日常生活に支障をきたすこともあります。
この段階まで進行すると、抜髄という治療によって歯髄を取り除く必要がある場合が多くなります。歯髄を失った歯は、栄養供給が途絶えるため、将来的に割れやすくなるリスクがあります。
当院では、進行段階(C0〜C4)を正確に診断し、必要最小限の範囲だけを丁寧に処置する方針を徹底しています。問診・視診・必要に応じたレントゲン検査を行い、現在の虫歯の状態や原因をわかりやすく説明しています。
どの段階の虫歯なのか、どんな治療が必要か、治療期間や回数の目安を丁寧に伝えたうえで治療を開始する体制が整っています。
【症状3】歯ぐきが腫れて出血する
歯磨きをすると歯ぐきから血が出る、歯ぐきが腫れている・・・。
これらは歯周病のサインです。
歯周病は、歯を支える歯ぐきや骨(歯槽骨)などの組織が破壊される炎症性疾患の総称で、40歳以上の日本人のおよそ8割がかかっているともいわれます。歯周病は、歯ぐきのみに炎症が起こっている「歯肉炎」と、炎症が進行して歯槽骨に及ぶ「歯周炎」に大別されます。
歯周病の原因は、主に歯に付着したプラーク中の細菌(歯周病菌)です。プラークを放置しておくと隣接した歯ぐきに炎症が起き、歯と歯ぐきの間に数mmの隙間(歯周ポケット)ができます。
歯周病は初期段階では自覚症状が少ないため、気づいたときには進行していることも多い病気です。歯ぐきの腫れや出血を感じたら、早めに受診することが大切です。
当院では、3〜6か月ごとの定期検診を推奨し、長期的な口腔の健康維持をサポートしています。
出典第一三共ヘルスケア「歯痛の症状・原因|くすりと健康の情報局」より作成
【症状4】硬いものを噛むと痛みが走る
硬いものを噛んだとき、歯に鋭い痛みが走る・・・。
この症状は、歯が割れている(破折)可能性があります。
転んだりぶつけたりといった外傷、あるいは歯ぎしりなどが原因となって歯が割れると、割れ目から細菌が入り込み痛みや炎症を引き起こすことがあります。亀裂が小さい場合はレントゲンでも判別が難しく、知覚過敏と判断されてしまうこともあります。
歯根が割れた場合、抜歯しなくてはならないケースもあるため、早めの診断が重要です。
当院では、専用の滅菌室を設け、器具は患者さまごとに徹底管理しています。可能な限り使い捨て器具も採用し、院内感染予防にも力を入れています。安心して治療を受けていただける環境を整えています。
出典第一三共ヘルスケア「歯痛の症状・原因|くすりと健康の情報局」より作成
【症状5】上の奥歯が痛み、鼻づまりもある
上の奥歯に持続性の痛みがあり、同時に鼻づまりや鼻水の症状がある・・・。
これは上顎洞疾患による歯痛の可能性があります。
鼻の空気の通り道である鼻腔とつながる副鼻腔の中で、最も大きな空洞が上顎洞です。この部分に急性の炎症が起こると、関連痛や炎症がだんだんと広がって歯痛が生じることがあります。通常は片側性で、上顎の奥歯に痛みを感じることが多いです。
歯科医院での診察により、歯に原因がないことが確認されれば、耳鼻咽喉科での治療が必要になることもあります。
このように、歯の痛みは必ずしも歯だけが原因ではありません。適切な診断を受けることが大切です。
出典サワイ健康推進課「虫歯ではない歯の痛み、”非歯原性歯痛”とは」より作成
【症状6】運動時や階段を上ると下あごが痛む
歩いたり運動したりすると下あごに痛みが生じ、10分ほどで消失する・・・。
この症状は、心臓疾患による歯痛の可能性があります。
狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の場合、心筋からの関連痛として歯痛が生じることがあります。多くの場合は胸痛と歯や下あごの痛みが同時に起こりますが、胸痛がなく歯痛だけが起こるケースもあります。両側性のことが多いのも特徴です。
このような症状がある場合は、歯科医院だけでなく、循環器内科などの受診も必要になることがあります。命に関わる病気のサインである可能性もあるため、決して放置せず、すぐに医療機関を受診してください。
出典サワイ健康推進課「虫歯ではない歯の痛み、”非歯原性歯痛”とは」より作成
痛みを感じたら、すぐに受診を
歯の痛みは、体からの大切なサインです。
「少し様子を見よう」と放置すると、症状が悪化し、治療の範囲が広がってしまうこともあります。
当院では、「できるだけ削らない・抜かない」治療を方針としており、患者さまの大切な天然歯を守ることを第一に考えています。痛みへの配慮として、表面麻酔や電動注射器を使用し、麻酔時の刺激を軽減しています。治療中もこまめに声かけを行い、患者さまの不安に寄り添いながら進めています。
歯が痛い・しみる方、黒ずみや穴が気になる方、詰め物が取れてしまった方、歯医者が怖くてなかなか行けない方、できるだけ歯を削りたくない方は、ぜひ一度ご相談ください。
当院は栃木県佐野市田島町に所在し、ショッピングモール敷地内に駐車場を完備しています。診療時間は9:30〜13:00および14:30〜19:00で、休診日は水曜・日曜・祝日です。土曜日も診療対応しており、お仕事や学校帰りにも通いやすい環境が整っています。
治療後の再発防止のため、ブラッシング指導や生活習慣のアドバイスも実施しています。虫歯は治療して終わりではなく、予防とメンテナンスが大切です。地域の皆さまが生涯ご自分の歯で食事をし、笑顔でいられるようサポートしていきたい、それが当院の願いです。
歯の痛みを感じたら、我慢せずにすぐに受診してください。早めの治療が、あなたの大切な歯を守ります。